【教えて】借金の返済にはいくつかの方式がありますよね?

Q.借金の返済にはいくつかの方式がありますよね?インターネットなどでその方式に付いて調べて勉強してみたのですが、いまいちその違いが分かりません。だれか詳しい人にその違いを分かりやすく説明してほしいです。どの支払い方法がどのようなメリットがあって、どんなデメリットがあるのかを教えてください。

A.確かに銀行でも消費者金融でも、更にはクレジットカードの支払いでも、借りたお金を返済する時にはその返済の方式と言うものが存在します。いくつかの方式があるにはありますが、ほとんどの場合返済の時にその方法を選べるわけではありません。更に、仮に返済方式が定められていたとしても毎月の返済以外に臨時返済が可能であることがほとんどです。

臨時返済も可能で返済方式を自由に選ぶことができないということを考えると、はっきり言って返済方式について学んでもあまり意味はありません。確かに実際の支払い総額に付いてのみを考えるのであれば最も利用者にとって負担の少ない返済方式は「元金均等返済」です。しかし、いくら利用者の金額負担が少ないと言っても支払いを継続することが難しくなったりするようであれば「元金均等返済」であったとしてもその他の支払い方式よりも負担が増えることはあります。

毎月の返済金額が一定と言う返済計画の立てやすさから考えれば「元利均等返済」方式が毎月の支払い金額が一定で確かに分かりやすい返済方式ではあります。しかし、前述の通り支払い金額が一定であっても最終的な支払い金額は大きくなります。最終的な支払い金額を小さくしたいのであれば、返済の途中で臨時返済を行わなければならないと言うことになりますので、結局どちらが負担が大きいかとなるとどちらと断言できるものではないでしょう。

お金を借りるときにこれらの返済方式を気にしながら借りれば、選択肢が少なくなることもあります。このような返済方式を気にしすぎて、金利が低かったり限度額が大きかったりする他の商品を選択しないという状況が生まれるようであれば、そっちのほうが大きな機会の損失に繋がります。

もちろん、支払い方式に付いて勉強することは大切でしょう。しかし、支払い方式について知識を深めるよりも、返済のために収入を増やし、支出を抑える方法を知るほうが今後のためには重要ではないかと思います。それぞれのメリットデメリットに付いても、考え方ひとつで大きく変わることでしょう。

それでも敢えてメリットとデメリットに分けるのであれば、元金均等返済では最終支払い金額が小さくなることがメリット、デメリットは支払い金額が一定でないこと、元利均等返済の場合は逆に、メリットは毎月の支払い金額が一定になること、そしてデメリットは最終的な支払い金額が元金均等返済よりも大きくなることもあるということでしょうか。

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