【教えて】初めてのキャッシングで注意することはありますか?

Q.社会人になって人との交流の内容に変化が生まれ、お金が必要な食事会や飲み会も増えました。出費が増えましたが毎月決まった金額のお金が入ってくるので、交際費に使う目的で初めてキャッシングを利用しようと思っています。キャッシングを利用するのに何か注意することがあれば教えてほしいです。

A.キャッシングを利用するのに注意しなければならないことには多くのものがあります。その中でも特にお若い方が注意しなければならないのはズバリ「計画性」でしょう。何の計画もなくただ、その場のお金を求めてキャッシングを行えば、数年後や十数年語にただ返済のためだけに生きる期間が生じてしまうことも考えられます。

計画性というと、借りたお金を単純に毎月の支払いで割り、何年かかるのかを考える人も少なくありません。しかしキャッシングは友達や家族からお金を借りるのとは全く違います。そこには金利と言うものが設定してあり、その金利に基づいて利息が発生します。借りた時点では返済が終わっていると思っていた数年後に、思った以上の借金がまだ残っているということも少なくないでしょう。

返済計画を立てるときにはその利息も計算する必要があることから、当然、できるだけ低い金利でお金を借りることが望ましいと言えます。単純に考えて年利20%のところでお金を借りれば5年で100%、つまり5年で借金が倍になる計算です。年利10%のところでお金を借りれば倍になるのは10年後。この差の5年間がいかに大きいかは説明するまでもないでしょう。

また、借りた時点で意図せず悪徳な金融業者からお金を借りてしまうようなことにならないようにするのも重要です。過剰な取り立てをされたり、意味もなくあるタイミングで金利を上げられたりと本来ならば必要なのい負担を強いられることにもつながります。借りてしまってからでは「後悔後に立たず」です。

今回の借り入れの目的は交際費のようにお見受けします。それも突発的な冠婚葬祭などの交際費ではなく、飲み会や食事会などの突発的ではない交際費となるといまいち計画性が無いようにも感じます。確かに学生のときのように自宅で交流したり休日にウィンドウショッピングして歩くような交流ではなくなり社会人になれば交流にある程度のお金が必要なのは紛れもない事実でしょう。

しかし、だからといってこれから発生する交際費を延々と借り入れで補おうとしているのでしょうか?社会人になってかかる交際費はこれから先の人生において延々と必要になってきます。もちろん、ある程度の収入アップが見込める場合もあるでしょうが、今のご時世必ず収入が増えていくというわけでもないでしょう。社会人になりたての段階から交際費のためにお金を借りるという選択肢はあまり賢いものではありません。

それでも交際費で出費がかさんでいることもあって、突然の出費のために備えようとしているのであれば話は変わってきます。その出費が突発的なものであれば今後の備えとしてもしもの時のために借り入れができる余裕をキャッシングで作ろうと計画しているようであれば、立派な計画性も考えられます。

恒常的な出費ではなく、突発的な出費に備えるのであればキャッシングは本当に便利なツールです。今後について考えてもしもの時のために準備しておくのがキャッシングの賢い使い方ではないでしょうか。

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